<珈琲メモ:焙煎したい8>生豆について(焙煎前焙煎後のハンドピック)

生豆。
以前、自分で焙煎した豆を飲んでコメントをもらっていたプロの焙煎士さんに「キマメ」と呼んでいたら「ナママメ」と注意されました。
それ以来ナママメというようにしています。

一般の人は生豆なんて見たことないですよね。
作物なんです。
実なんです。

改めていうことじゃないと思うんですが、以前、それを質問されたことがあったので、あえて(笑)

でも、このコーヒー豆なるものはほんとに大きいなと思うわけです。

世界中で宗教人種関わらず飲まれている飲み物であり、取引されている作物。

今世界中でコーヒー豆の争奪戦をしている。
いい産地、農園はスタバや大手が全部買い占めちゃう。
仕入れを自分で行なっている焙煎士は商社さんや問屋さんとそんな価格変動情勢をおしゃべりしながら、仕入れているはずです。

話せる焙煎店があったら自分の好きな産地の価格変動や情勢など聞いてみるのもいいですよ。
面白い話が聞けるかもしれません。

あと、生豆の作業のお話。
焙煎前にほとんどのお店でハンドピックというものをしています。
悪い豆や石などが混入している場合があり、それらを焙煎前と焙煎後に手で取り除く作業です。
あるお店でハンドピックで3割くらい取り除いているところがありました。

大きな味の変化ってあるの?って聞かれたらそこまで影響ないかもって答える人が少なくないはずですが、でも焙煎以外のこういう工程大切にする焙煎店は信頼していいと思います。
それくらい産地によって質にばらつきがある場合もあるんですね、世界では。

まあ、同じ産地でもそこまで欠点豆が含まれないルートもあるはずなので、「そこまで取り除くくらいならいいルートに仕入れ変えなよ」という話でもあるんですが。

豆のストーリー、背景、焙煎までの工程を知るって味わい深くなるので一度掘り下げてみましょう。